こさん‐きんごろう【小さん金五郎】
歌謡・浄瑠璃・歌舞伎の一系統で、元禄13年(1700)に没した大坂の歌舞伎役者金屋(かなや)金五郎と湯女(ゆな)小さんとの情話を主題としたもの。浄瑠璃「金屋金五郎浮名額(かなやきんごろううきなの...
虎子(こし)地(ち)に落(お)ちて牛(うし)を食(く)らうの気(き)あり
虎の子は、生まれてすぐにでも牛を食うほどの、激しい気性をもっている。すぐれた人物は、幼少のときからその片鱗を示すことのたとえ。
こしおれ‐うた【腰折れ歌】
和歌の第3句と第4句との接続がうまくない歌。へたな歌。また、自作の歌をへりくだっていう語。
五指(ごし)のこもごも弾(はじ)くは捲手(けんしゅ)の一挃(いっちつ)に若(し)かず
《「淮南子(えなんじ)」兵略訓から。5本の指がばらばらに弾く力は握りこぶしの一撃に及ばない意》個々の力は一致団結した力に及ばないことのたとえ。
こ‐ご【故吾】
もとの自分。昔のままの自分。「文三の今我(こんが)は—でない、しかしお政の—も今我でない」〈二葉亭・浮雲〉
虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得(え)ず
《「後漢書」班超伝から》危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえ。
こじ・ける【拗ける】
[動カ下一][文]こじ・く[カ下二]《近世語》「こじれる」に同じ。「つい夜は明けて床も白けてすごすごとのお帰り。かう—・けたを味にしまひし此の跡は」〈浮・禁短気・五〉
こくさい‐せんりゃくこうわん【国際戦略港湾】
長距離の国際海上コンテナ運送を行う国際海上貨物輸送網の拠点として、また国内海上貨物輸送網との結節点として高い機能を備えた港湾で、国際競争力の強化を重点的に図る必要がある港湾として政令で定めるもの...
こくさい‐はいろけんきゅうかいはつきこう【国際廃炉研究開発機構】
福島第一原子力発電所の廃炉作業に必要な研究開発を行う技術研究組合。廃止措置に関する研究開発、国際・国内関係機関との協力の推進、人材育成などに取り組む。日本原子力研究開発機構・産業技術総合研究所・...
こくさい‐でんわ【国際電話】
国と国との間に通じる有線または無線電話。1927年、ロンドン・ニューヨーク間に初めて通じた。