とり‐い【鳥居】
神社の神域を象徴する一種の門。2本の柱の上に笠木(かさぎ)を渡し、その下に貫(ぬき)を入れて柱を連結したもの。笠木の下に島木(しまぎ)のある明神鳥居の系統と、島木のない神明(しんめい)鳥居の系統...
とりい【鳥居】
姓氏の一。 [補説]「鳥居」姓の人物鳥居清長(とりいきよなが)鳥居清信(とりいきよのぶ)鳥居清倍(とりいきよます)鳥居清満(とりいきよみつ)鳥居強右衛門(とりいすねえもん)鳥居素川(とりいそせん...
とりい‐かず【鳥居数】
《稲荷大明神になるために狐が鳥居を飛び越える回数の意》経験の数。年功。場数(ばかず)。
とりい‐しょうじ【鳥居障子】
清涼殿の台盤所から鬼の間まで立て渡した衝立(ついたて)障子。柱の上部が鳥居の形をしている。
とり‐い・ず【取り出づ】
[動ダ下二] 1 取り出す。「御衣を—・でて着せむとす」〈竹取〉 2 うまく引き出す。引き起こす。「思ひがけぬ幸ひ—・づるためしども多かりかし」〈源・帚木〉
とり‐いそぎ【取(り)急ぎ】
《「取り急ぐ」の連用形。副詞的に用いて》「いそぎ」を強めていう語。手紙文に用いる。「—一筆申し上げます」
とり‐いそ・ぐ【取(り)急ぐ】
[動ガ五(四)]「いそぐ」を強めていう語。「—・いで御報告申し上げます」
とりい‐ぞり【鳥居反り】
刀の反りの中心が刀身の中程にあり、全体が鳥居の笠木(かさぎ)のような形をしたもの。笠木反り。京反り。
とり‐いだ・す【取り出だす】
[動サ四] 1 持ち出す。とりだす。「やをら—・してふところにさしいれて」〈大鏡・兼通〉 2 多くの中から選び出す。「よしとおぼすを—・させ給ひて」〈宇津保・蔵開中〉
とりい‐だち【鳥居立ち】
両足を踏み広げて立ちはだかること。仁王(におう)立ち。「—にぞまたがったる」〈浄・反魂香〉