ど・く【退く】
[動カ五(四)]いる場所を動いて、そこをあける。のく。「早く—・いてくれ」 [可能]どける
[動カ下二]「どける」の文語形。
どく‐あく【毒悪】
[名・形動]非常にわるいこと。ひどく害をなすこと。また、そのさま。「—な病と苦戦するあの女の心は」〈漱石・行人〉
どく‐あたり【毒中り】
[名](スル)飲食物の毒にあたって、からだを悪くすること。中毒(ちゅうどく)。
どく‐いみ【毒忌(み)】
薬を飲むとき、薬効の妨げとなる食物を避けること。転じて、何事にも忌み慎むこと。「余生いぶせく—に送り玉い」〈緑雨・置炬燵〉
ど‐くう【土公】
《「どぐう」とも》⇒土公神(どくじん)
どく‐うつぎ【毒空木】
ドクウツギ科の落葉低木。近畿以東に自生。高さ約1.5メートル。葉は細長い卵形で、対生。春、黄緑色の小花が総状につき、実は球形で赤色から黒紫色に熟す。枝・葉・果実に猛毒がある。
どく‐え【毒荏】
アブラギリの別名。
どく‐えい【独泳】
[名](スル) 1 ひとりで泳ぐこと。 2 競泳で、他の選手を引き離して泳ぐこと。「記録保持者が—するレース展開」
どく‐えき【毒液】
毒の入っている汁。毒汁。
どく‐えん【毒炎/毒焔】
有毒ガスを出すほのお。「硫黄気ある—を呼吸し」〈鴎外訳・即興詩人〉