止(と)め処(ど)も無(な)・い
⇒止め処
名(な)も無(な)・い
特に名を呼ばれて注目されるほどではない。また、人に知られるほどの名をもたない。「道端の—・い花」「—・い一介の学生」
口(くち)程(ほど)にもな・い
実際は口で言っているほどではない。「大きなことを言うわりには—・いやつだ」
柄(がら)にもな・い
立場・地位、また能力・性格などにふさわしくない。「—・く殊勝なことを言う」
心(こころ)にもな・い
1 本心ではない。不本意である。「—・いお世辞」「つい、—・く言い過ぎた」 2 身に覚えのない。思いもよらない。「—・いことで責められる」「—・き事にうたがはれぬ」〈浮・織留・三〉
根(ね)も葉(は)もな・い
少しの根拠もない。でたらめである。「—・いうわさ」
足(あし)の踏(ふ)み場(ば)もな・い
足を下ろすだけのわずかなすき間もないほど、物が散らかっている。
是非(ぜひ)も無(な)・い
当否や善悪の判断をするに至らない。しかたがない。やむを得ない。ぜひない。
理(り)も非(ひ)もな・い
道理に合おうが合うまいが問題にしない。「—・くわがままを通す」
鰾膠(にべ)も無(な)・い
愛想がない。取り付く島もない。「—・い態度」「—・く断られる」