さらぬ‐わかれ【避らぬ別れ】
[連語]《連語「さ(避)らず」の連体形+名詞「わかれ」》逃れられない別れ。死別。「世の中に—のなくもがな千代もと祈る人の子のため」〈伊勢・八四〉
さる‐まね【猿真似】
猿が人の動作をまねるように、考えもなく、むやみに他人の真似をすること。
さわ‐さわ【爽爽】
[副]《歴史的仮名遣いは「さわさわ」とも》 1 風が木立の葉をそよがせながら、さわやかに吹くさま。「秋風が—(と)吹く」 2 気分がさっぱりしているさま。さわやかに。「御心地、—となりて」〈宇治...
さらで‐も【然らでも】
[連語]そうでなくても。「霜のいと白きも、また—いと寒きに、火などいそぎおこして」〈枕・一〉
さん‐かい【散開】
[名](スル) 1 広く散らばること。 2 戦闘のとき、敵の銃砲からの損害を少なくするため、各兵が間隔をおいて散らばること。「—して、戦闘態勢に入る」
ざん‐かく【斬獲】
[名](スル)敵を、きり殺すことと、生け捕ること。「奸党は已に、洩れなく—せられ」〈竜渓・経国美談〉
さん‐い【山彙】
山系や山脈をなすことなく、孤立している山の集まり。山群。
さん‐いつ【散逸/散佚】
[名](スル) 1 まとまっていた書物・収集物などが、ばらばらになって行方がわからなくなること。散失。「研究資料が—する」 2 ある物質系がもつエネルギーが主に熱となって失われること。
さん‐あくどう【三悪道】
《連声(れんじょう)で「さんなくどう」「さんまくどう」とも》「三悪趣(さんあくしゅ)」に同じ。
ざわ‐つ・く
[動カ五(四)] 1 騒がしい音を立てる。ざわざわする。ざわめく。「その発言をめぐって聴衆が—・きだした」 2 落ち着かない状態になる。そわつく。「心が—・く」 3 あることがらの話題で持ちきり...