なげ‐う・つ【投(げ)打つ/擲つ/抛つ】
[動タ五(四)] 1 惜しげもなく差し出す。また、捨ててしまう。「全財産を—・つ」 2 投げつける。なげすてる。「弓箭を—・ちて宣旨を下していはく」〈今昔・三・二五〉
なげ‐うり【投(げ)売り】
[名](スル)損を承知で、安値で売ること。捨て売り。「在庫品を—する」
なげ‐おうぎ【投(げ)扇】
⇒投扇興(とうせんきょう)
なげ‐おろ・す【投(げ)下ろす】
[動サ五(四)]上から下の方へ向けて投げる。「救命具を海に—・す」
なげか・う【嘆かふ】
[連語]《動詞「なげ(嘆)く」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》嘆きつづける。しきりに嘆息する。「隠(こも)り恋ひ息づき渡り下思(したも)ひに—・ふ我が背」〈万・三九七三〉
なげ‐かえ・す【投(げ)返す】
[動サ五(四)] 1 投げて相手に返す。「投手の正面に—・す」 2 言葉や視線などを相手に返す。「ほほえみを—・す」
なげか‐く【嘆かく】
《動詞「なげ(嘆)く」のク語法》嘆くこと。「鹿(しし)待つと我が居る時にさ雄鹿(をしか)の来立ち—たちまちに我は死ぬべし」〈万・三八八五〉
なげ‐か・ける【投(げ)掛ける】
[動カ下一][文]なげか・く[カ下二] 1 投げて掛ける。「帽子を—・ける」 2 相手に届くように送る。「熱い視線を—・ける」 3 相手や関係のある方面に問題などを提起する。「疑問を—・ける」 ...
なげか・し【嘆かし】
[形シク]《動詞「なげ(嘆)く」の形容詞化》「嘆かわしい」に同じ。「明日知らぬ世のさすがに—・しきも」〈源・総角〉
なげ‐か・つ【投(げ)勝つ】
[動タ五(四)]野球で、投手が相手投手との投げ合いに勝つ。また、相手の打者を打ち取る。「相手チームのエースに—・つ」「強打者に—・つ」