なまむぎ【生麦】
横浜市鶴見区南西部の地名。江戸時代は東海道沿いの漁村であったが、現在は海岸が埋め立てられて京浜工業地帯の一部をなす。
なまむぎ‐じけん【生麦事件】
文久2年(1862)薩摩(さつま)藩の島津久光一行が江戸からの帰途、横浜生麦村にさしかかった際、騎馬のまま行列を横切った英国人4人を殺傷した事件。→薩英(さつえい)戦争
生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)
早口言葉の一。ガ行音・ナ行音・マ行音が連続・接近していて、発音しにくい。
なま‐むつか・し【生難し】
[形シク]なんとなくめんどうである。こうるさい。「しばしは、—・しう煩はしきやうにはばからるることあれど」〈源・夕霧〉
なま‐め【生海布】
なまの海藻。海にあるままの海藻。「こゆるぎの海人(あま)はあさりにやつれつついかなる時に—刈るらむ」〈忠見集〉
な‐まめ【儺豆】
節分の夜、悪鬼を追い払うのにまく豆。
なま‐めかし・い【艶めかしい】
[形][文]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》 1 姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「—・い声」「—・くしなを作る」 2 清新でみずみずしい。若々しい。「あてに—・しう、二月ば...
なま‐め・く【艶めく】
[動カ五(四)]《「なま」は未熟の意》 1 異性の心を誘うような色っぽさが感じられる。また、あだっぽいふるまいをする。「—・いたしぐさ」「このくるまを女車とみて、寄り来てとかく—・くあひだに」〈...
なま‐めざま・し【生目覚まし】
[形シク]なんとなく気にくわない。少し目ざわりだ。「—・しきものにおぼしたりしを」〈源・幻〉
なまめ‐ぼし【なまめ星】
二十八宿の一、壁宿(へきしゅく)の和名。→壁(へき)