ながら・える【永らえる/長らえる/存える】
[動ア下一][文]ながら・ふ[ハ下二]《「流らう」と同語源》 1 命を長く存続させる。長く生きつづける。「心ならずもこの歳(とし)まで—・えた」「生き—・える」 2 長い時間を経る。「世の中は常...
なき‐ふ・る【鳴き旧る】
[動ラ上二]鳴き声を聞き慣れて珍しくなくなる。「—・りて後に語らへほととぎす老いて聞くべき初音ならずは」〈新千載・夏〉
なくっ‐て
[連語]《「なくて」の音変化》「なくて」に同じ。「いやなら、食べ—いい」
泣(な)くに泣(な)け◦ない
泣いたくらいではどうにもならないほど、ひどくつらい。「—◦ない凡ミス」
鳴(な)くまで待(ま)とう時鳥(ほととぎす)
機が熟するまで辛抱強く待とう、の意。徳川家康の性格を表現した句「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」から。これに対し、「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」が織田信長の、「鳴かぬなら鳴かしてみしょう時鳥」が豊...
なげ【投げ】
1 投げること。「槍—」「身—」 2 相撲・柔道の技の一。相手の回しや腕・首などに手をかけ、腰を入れて投げ倒すこと。上手(うわて)投げ・背負い投げ・首投げなど。「—を打つ」 3 囲碁・将棋で、終...
なげき【嘆き/歎き】
《「長息(ながいき)」の音変化》 1 深く悲しむこと。悲しみにひたること。「—に沈む」「—のあまり病に伏す」 2 ある物事に対して、悲しみ憤ること。「物価高にあえぐ国民の—」 3 思い通りになら...
なげ‐や・る【投げ遣る】
[動ラ五(四)] 1 物事をいいかげんにする。成り行きにまかせてほうっておく。なげやりにする。「何うともならばなれと—・る外はなかった」〈森田草平・煤煙〉 2 投げて与える。投げてやる。「えさを...
なこうど‐ぐち【仲人口】
仲人が縁談をまとめるため、両方に体よくとりなしていう言葉。また、あてにならない話のたとえ。
なごや【名護屋】
佐賀県唐津市の地名。壱岐(いき)水道に面し、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に本拠とした名護屋城跡ならびに陣跡がある。