ざ◦なり
[連語]《助動詞「ず」の連体形に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「ざるなり」の音変化「ざんなり」の撥音無表記》打ち消して伝聞・推定する意を表す。…ないそうだ。…ないようだ。「海賊は夜あるきせ—◦...
ひ‐きょう【比興】
[名・形動ナリ] 1 他の物にたとえて、おもしろく言うこと。転じて、おもしろく興あること。また、そのさま。「後ろは前に、前は後ろにかはらぬか、と言ひける。さる事やは侍るべき。—の事なり」〈著聞集...
サンタクルス‐デ‐テネリフェ【Santa Cruz de Tenerife】
スペイン領カナリア諸島の主島テネリフェ島にある都市。同島北東部に位置し、グランカナリア島のラスパルマス‐デ‐グランカナリアと共に、カナリア諸島自治州の州都。16世紀から17世紀にかけて、アメリカ...
なか‐なか【中中】
[形動][文][ナリ] 1 予想した程度を上回るさま。かなりなさま。「色もいいがデザインも—だ」「—な技倆者(やりて)だと見えるナ」〈魯庵・社会百面相〉 2 物事が予想したようには容易に実現し...
ぶ‐どう【無道/不道】
[名・形動]《「ぶとう」とも。「不道」の場合は「ふどう」とも》 1 人の道にはずれること。また、そのさま。非道。「悪逆—」「欲心に義を忘れたる五大院右衛門が心の程、希有(けう)なり、—なりと」〈...
なり‐おお・せる【成り果せる】
[動サ下一][文]なりおほ・す[サ下二]そのものになりきる。なりすます。「学生らしく—・せた」
なり
[助動][なら|なり・に|なり|なる|なれ|なれ]《格助詞「に」+ラ変動詞「あり」の音変化》体言および体言に準じるもの、活用語の連体形、形容動詞の語幹、助詞「と」「て」「ば」などに付く。 1 断...
ま‐さお【真青】
[名・形動ナリ]「まっさお」に同じ。「色—になりて恐れたる気色なり」〈発心集・四〉
なと
《助詞「なりと」の音変化》名詞、または、名詞に準ずる語などに付く。 [副助]「なりと」に同じ。「何—お申し付け下さい」「あり所の知れた紙入れ、明日(あす)—取らんせ」〈浄・油地獄〉 [並助...
こと‐の‐ほか【殊の外】
[副] 1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。「—よい記録が出た」 2 程度が際立っているさま。格別。とりわけ。「今年は—寒い」 [形動ナリ]に同じ。「—なる御もてなし...