ない‐さい【内済】
表沙汰にしないで内々で事をすませること。「もし青山の親戚一同にこの事を—にする意向があるなら」〈藤村・夜明け前〉
ない‐さい【内債】
債券発行者の国内で募集される公債や社債。内国債。⇔外債。
ない‐さい【内鰓】
魚などの呼吸器官で、鰓裂の内側にあって体外に露出していないえら。→外鰓(がいさい)
ない‐サイクロイド【内サイクロイド】
⇒サイクロイド
ないさい‐ぶんり【内際分離】
首都圏の国際空港について、成田空港を国際線、羽田空港を国内線の基幹空港として運用するという航空行政上の原則。昭和53年(1978)の成田空港開港に伴い導入された。首都圏の国際競争力を強化するため...
ない‐ざい【内在】
[名](スル) 1 あるものが、そのものの中におのずから存在すること。「人の心に—する道徳律」⇔外在。 2 哲学で、超越に対し、現象がみずからの内にその根拠・原因をもっていること。神が世界の内に...
ないざい‐いん【内在因】
事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用いられた。汎神論では、神は世界の内にあって働きかけると説かれる。⇔外在因。
ないざいてき‐ぜんぽうふちゅうい【内在的前方不注意】
⇒漫然運転
ないざい‐ひひょう【内在批評】
1 ある学説・思想などを、その前提となるものを一応認めたうえで、それに即して批評すること。 2 文芸批評の一。個々の文学作品を、その形式・技巧や主題の性質に関して批評すること。⇔外在批評。
ない‐し【内史】
1 中国の官名。周代に始まり春官に属したが、秦・漢代には京師の治をつかさどった。唐代には中書令の異名。 2 内記の唐名。