のんどり
[副](スル)のどかなさま。のんびりとしたさま。「—した暗碧(あんぺき)なその水の面には」〈秋声・あらくれ〉
のど‐やか【長閑やか】
[形動][文][ナリ]「のどか」に同じ。「—な春の日」「雨よいほどに—に降りて」〈かげろふ・下〉 「春の暮れつ方、—に艶なる空に」〈徒然・四三〉 [派生]のどやかさ[名]
のど‐わ【喉輪】
1 鎧(よろい)の小具足の一。首にかけて、のどから胸板の上のすきまを覆うもの。月形の鉄に小札(こざね)の板二段の垂(たれ)を革製の蝙蝠付(こうもりづけ)で取り付ける。 2 「喉輪攻(のどわぜ)め...
のどま・る【和まる】
[動ラ四]のどかになる。落ち着く。静まる。ゆったりとなる。「何となく心—・る世なくこそありけれ」〈源・須磨〉
のど‐のど
[副]きわめてのどかなさま。ゆったり。「—と霞みわたるに」〈更級〉
うつろい【移ろい】
1 移り変わること。「心の—」「四季の—」 2 物事の状態が盛りを過ぎること。「のどかなる御代の春知る色なれや雲居の桜—もせぬ」〈続千載・賀〉 3 住まいを移すこと。転居。「世の常のすみかに—な...