はした【端】
[名・形動] 1 計算の結果、ちょうどきりのよい数量を基準にしたときに現れる過不足の数量。「—が出る」「—を切り捨てる」 2 「端金(はしたがね)」の略。「手切れの—にはあらざりけんを」〈一葉・...
はした‐いろ【端色】
1 織り色の名。縦糸・横糸ともに薄紫色のもの。 2 襲(かさね)の色目の名。表・裏ともに薄紫色のもの。
はし‐たか【鷂】
ハイタカの別名。《季 冬》
はしたか‐の【鷂の】
[枕]ハシタカの羽や尾、また、鈴をつけ鳥屋(とや)に飼う意から、「端山(はやま)」「尾上(をのへ)」「すず」「外山(とやま)」などにかかる。「—外山の庵の夕暮れを」〈新勅撰・恋五〉 「—端山がく...
はした‐がね【端金】
ある額に達しない半端な金銭。ごくわずかな金銭。はしたぜに。「こんな—では役立たない」
はした‐ぜに【端銭】
「はしたがね」に同じ。「それ買へとて、腰に付けたる—を投ぐれば」〈浮・一代男・五〉
はし‐たて【箸立て】
1 箸を立てておく器。 2 ⇒食い初(ぞ)め
はし‐だて【梯立て】
《古くは「はしたて」とも》はしごを立てること。また、その形をしていること。「神の神庫(ほくら)も—のままに」〈垂仁紀〉
はしたて‐でんせつ【箸立て伝説】
高僧や貴人が弁当に使った箸を地に立てると、それが根づいて大木になり、神木となったという伝説。弘法大師のほか、西行や太田道灌などが主人公とされる。
はした‐な・い
[形][文]はしたな・し[ク] 1 慎みがなく、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しい。みっともない。「—・い言葉遣い」「些細(ささい)なことで—・く言い争う」 2 どっちつかずで落ち着かな...