ほう‐りょう【方量】
限度。限界。際限。きり。多く「方量もない」の形で用いられる。「いやおのれは、言はせておけば—もない」〈虎明狂・河原太郎〉
ほ‐だち【穂立ち】
稲の穂が出ること。また、その稲穂。「我が蒔(ま)ける早稲田(わさだ)の—作りたる縵(かづら)そ見つつ偲はせ我が背」〈万・一六二四〉
ほろ【保呂】
「保呂羽(ほろば)」の略。「—の風切(かざぎり)矧(は)いだる矢負はせて」〈平家・四〉
ポーシア【Portia】
シェークスピアの喜劇「ベニスの商人」の登場人物。裁判官に変装して、夫の親友であるアントニオの窮地を救う。ポーシャ。
天王星の第12衛星。1986年にボイジャー2号の接近によって発見された。名...
まい【幣】
謝礼として贈る物。また、神に供える物。まいない。「若ければ道行き知らじ—はせむしたへの使ひ負ひて通らせ」〈万・九〇五〉
まい・す【参す】
[動サ下二]《「まいらす」の音変化》 1 「与える」「やる」の意の謙譲語。さしあげる。進上する。「君に—・せう、京絵描いたる扇を」〈田植草紙〉 2 (補助動詞)動詞の連用形に付いて、その動作をし...
まきむく‐やま【巻向山/纏向山】
奈良県桜井市にある山。標高567メートル。南東に長谷寺(はせでら)がある。
マト‐グロッソ【Mato Grosso】
《深い森の意》ブラジル中西部にある州。当初はスペイン領だったが、17世紀にポルトガルが獲得。南西部にはパンタナールの湿地、北部にはセルバスの密林が広がる。1979年にマトグロッソドスル州を分離。...
まめ‐ごと【忠実事】
まじめなこと。真実なことがら。「—なども言ひあはせてゐ給へるに」〈枕・一三七〉
みこし‐じ【三越路】
越前・越中・越後の3国。また、この3国へ行く道。越路。「—の雪降る山を越えむ日は留まれる我をかけて偲(しの)はせ」〈万・一七八六〉 [補説]一説に、「み」は接頭語で「越路」の美称とも。