はだら‐ゆき【はだら雪】
「はだれ雪」に同じ。「—再びばかりぞ降りつる」〈かげろふ・下〉
ハダル【Hadar】
ケンタウルス座のβ(ベータ)星。明るさは0.6等で、距離392光年。光度変化が小さい脈動変光星。6月上旬の午後8時頃に南中し、日本では沖縄以南から南の地平線近くに見られる。ベータケンタウリ。アゲナ。
はだれ
[名・形動ナリ]雪がはらはらと降るさま。雪が薄く積もるさま。また、その雪。はだら。「沫雪(あはゆき)か—に降ると見るまでに流らへ散るは何の花そも」〈万・一四二〇〉
はだれ‐しも【はだれ霜】
薄くまばらにおいた霜。「天雲のよそに雁(かり)が音聞きしより—降り寒しこの夜は」〈万・二一三二〉
はだれ‐ゆき【はだれ雪】
1 まだらに降り積もっている雪。はだらゆき。はだれ。《季 春》 2 はらはらと降る雪。はだらゆき。はだれ。「—あだにもあらで消えぬめり世にふるごとやもの憂かるらん」〈夫木・一八〉
肌(はだ)を合(あ)わ・せる
1 男女が肉体関係を結ぶ。 2 しめしあわせる。ぐるになる。「時に親方と—・せ、手形の日付をとっと跡の月にして」〈浄・反魂香〉
肌(はだ)を入(い)・れる
肌脱ぎしていた着物をもとのように着る。
肌(はだ)を重(かさ)・ねる
「体を重ねる」に同じ。
肌(はだ)を汚(けが)・す
女が貞操を破る。また、男が女の貞操を汚す。
肌(はだ)を脱(ぬ)・ぐ
1 上半身を脱いで、肌を現す。 2 本気になって力を貸す。一肌脱ぐ。「一つ—・いで世話をして遣ろうと思って」〈花袋・重右衛門の最後〉