そこ‐のけ【其処退け】
1 「其方退(そっちの)け」に同じ。「もう勝負は—のありさまで」〈康成・抒情歌〉 2 名詞に付いて、それをしのぐほどりっぱであるということを表す。はだし。「本職—の腕前」
そと‐にしき【外錦】
世間体を繕うこと。見えを張ること。「内裸(うちはだか)でも—」〈浄・天の網島〉
そこば‐く【若干/幾許】
[副] 1 いくらか。いくつか。そくばく。「運動費の—を寄附した事もあった」〈広津和郎・風雨強かるべし〉 「—選ばれたる人々に劣らず御覧ぜらる」〈宇津保・吹上下〉 2 数量の多いさま。たくさん。...
其(そ)の手(て)は食(く)わ◦ない
そんなやり方にはだまされない。
そきだ‐く
[副]程度のはなはだしいさま。たいへん。非常に。「—もおぎろなきかも」〈万・四三六〇〉
其(そ)の手(て)は桑名(くわな)の焼(や)き蛤(はまぐり)
《「食わない」に地名の「桑名」を掛け、さらにその地の名物「焼き蛤」を続けたもの》そんなやり方にはだまされない、の意をしゃれて言った言葉。
底(そこ)が知(し)れ◦ない
際限がわからない。程度がはなはだしい。「—◦ない強さ」
そう‐らい【草莱】
1 荒れ果てた草地。また、生い茂った雑草。「狐兎の踰(こ)ゆるに任せ—の埋むるに任せたる事」〈露伴・二日物語〉 2 荒れ地。未開の地。転じて、田舎(いなか)。「田疇(でんちゅう)ことごとく治まり...
其(そ)れはない
相手の言動を強く非難・否認するときに用いる言葉。それはいけないよ。それはだめだよ。「今日になって行けないなんて、—でしょう」
想像(そうぞう)が付(つ)・く
想像できる。見当が付く。「話の内容はだいたい—・く」「—・かない広さ」