どて‐ぶし【土手節】
江戸時代の流行唄(はやりうた)。万治(1658〜1661)ごろ、江戸で、日本堤(吉原土手)を通る吉原通いの嫖客(ひょうかく)たちが歌ったもの。
はやり‐うた【流行り歌/流行り唄】
1 ある時期、多くの人に好まれ広くうたわれた歌。流行歌(りゅうこうか)。 2 (流行り唄)歌舞伎下座音楽で、その時々にはやった唄を取り入れたもの。世話狂言で幕の開閉や人物の出入りなどに用いる。 ...
どんどん‐ぶし【どんどん節】
明治末期から大正初期にかけて流行したはやり歌。あとに「アレワドンドン」などの囃子詞(はやしことば)がつくところからいう。
なぐ・れる
[動ラ下一][文]なぐ・る[ラ下二] 1 横の方へそれる。「莨(たばこ)の煙白く横に—・れて」〈小杉天外・はやり唄〉 2 おちぶれる。身を持ちくずす。「北海道へ行って—・れていると聞いたけれど」...
とり‐ちら・す【取(り)散らす】
[動サ五(四)]物をあちこちに散らかす。とりちらかす。「箪笥から出した物も其儘(そのまま)—・して」〈小杉天外・はやり唄〉
とぼ‐つ・く
[動カ五(四)]まごまごする。勢いがなくなる。「すっかり—・いちまってるんじァないのかい」〈里見弴・多情仏心〉 「客も三日往かぬとはやりものに遅れ遊びが—・くなり」〈洒・浪花色八卦〉
いま【今】
[名](副詞的にも用いる) 1 過去と未来との境になる時。現在。ただいま。 ㋐時間の流れをとらえた瞬間。この時。「—はちょうど一〇時だ」「—は手が離せない」「—考えているところだ」 ㋑近い過去...