はら・う【払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 本体にとって邪魔・不要・無益なものなどを、手や道具を用いて取り除く。除去する。「杉の下枝を—・う」「すすを—・う」「クモの巣を—・う」 2 わきへ追いのける。「手でハエを...
はら・う【祓う】
《「払う」と同語源》 [動ワ五(ハ四)]神に祈って、罪やけがれ・災いなどを除き去る。「心身を清めてけがれを—・う」 [可能]はらえる [動ハ下二]に同じ。「御厨子所(みづしどころ)のおもだ...
はらえ【祓】
1 神に祈ってけがれを清め、災厄を取り除くこと。また、そのための神事。はらい。 2 罪をあがなうために出す物。
はらえ‐がわ【祓川】
神仏を拝む前に身を清めるための川。みそぎをする川。
はらえ‐ぐさ【祓種】
陰暦6月・12月の大祓(おおはらえ)のときなどに、けがれを移して川に流す形代(かたしろ)。
はらえ‐ぐし【祓串】
伊勢神宮で祓に用いる玉串。細い木に細かく切った紙片をつけたもの。
はらえ‐つ‐もの【祓つ物】
祓のとき、けがれや罪をはらうために供えるもの。罪過のつぐないに出すもの。「国造等(くにのみやつこたち)、各—奴婢一口(やっこひとり)を出して解除(はらへ)す」〈天武紀・下〉
はらえ‐ど【祓戸】
祓を行う場所。
はらえ‐どの【祓殿】
神社で祓をする殿舎。
はらえど‐の‐かみ【祓戸の神】
祓戸を守る神。瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)・速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)・気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)・速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)の四神。