腹(はら)が張(は)・る
十分に食べて腹がいっぱいである。また、ガスがたまるなどして腹がつっぱる感じがする。「—・れば目の皮たるむ」
腹(はら)が膨(ふく)・れる
1 飽きるほど飲み食いして満腹する。「—・れて眠くなる」 2 言いたいことを言わないので気が晴れないでいる。「おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば」〈徒然・一九〉
腹(はら)が太(ふと)・い
度量が大きい。胆力がある。太っ腹である。「—・くてめったなことでは動じない」
腹(はら)が減(へ)っては軍(いくさ)は出来(でき)ぬ
空腹では十分に活動できない。よい働きをするには、腹ごしらえが第一である。
腹(はら)が減(へ)・る
空腹になる。「朝食抜きで—・る」
はら‐がまえ【腹構え】
物事に対する心の準備。「万全の—で交渉に臨む」
はら‐がわり【腹変(わ)り】
「腹違い」に同じ。「—の兄」
はら‐きり【腹切り】
切腹(せっぷく)。割腹(かっぷく)。
はらきり‐がたな【腹切り刀】
切腹するときに用いる短刀。9寸5分(約30センチ)が定法(じょうほう)。
はら‐ぎたな・い【腹汚い/腹穢い】
[形][文]はらぎたな・し[ク]心の中がきたない。根性がよくない。腹黒い。「—・い悪党」