さんもん‐ぶんし【三文文士】
安っぽい、または売れない小説ばかり書いている文士。また、文士を軽蔑していう語。
さん‐そんゆう【三損友】
《「論語」季氏から》つきあって損になる3種類の友人。人のきげんばかりとる者、こびへつらうだけで誠意のない者、口先がうまくて真心のない者のこと。損者三友。⇔三益友。
しい‐そさん【尸位素餐】
《「しいそざん」とも。「漢書」朱雲伝から。「素餐」は食べるばかりで何もしないこと》一定の地位に就きながら職責を果たさず、むだに俸禄をもらっていること。また、その人。→尸位
さん‐じ【産児】
１ 子供を産むこと。 ２ 生まれた子。生まれたばかりの子。
し‐あつ・む【為集む】
［動マ下二］いろいろと作り集める。いろいろとする。「よろづの御具ども耀(かかや)くばかり—・め給ひければ」〈栄花・本の雫〉
しいな【粃／秕】
１ 殻ばかりで中身のないもみ。 ２ うまく実らないで、しなびてしまった果実。 ３ 中身のないもの。価値のないもの。「勘平は四十七騎の—なり」〈柳多留・五〇〉
さん‐い【産衣】
生まれたばかりの赤子に着せるもの。うぶぎ。
地獄(じごく)の馬(うま)で顔(かお)ばかりが人(ひと)
地獄にいるという、顔だけが人間になっている馬のこと。けだもののような、卑劣で野蛮な心をもった人をののしる言葉。人面獣心。地獄の馬で面(つら)ばかりが人。
しさ・る【退る】
［動ラ五（四）］《「しざる」とも》前を向いたまま後ろへ下がる。後ずさりする。「思わず二足ばかり後へ—・ると」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
し・ける【時化る】
［動カ下一］［文］し・く［カ下二］《「湿気(しけ)る」と同語源。「時化」は当て字》 １ 風雨が強く、海が荒れる。また、海が荒れて不漁になる。「海が—・ける」 ２ 金回りが悪くなる。けちけちする。...
