こわ‐さき【声先】
1 言葉の端々。「—ばかりわづかに聞きしものを」〈発心集・七〉 2 謡曲で謡いだしの最初の声。「—調子に合ふこと、左右なくなし」〈花鏡〉 3 言葉の調子。〈日葡〉
ご‐りっぱ【御立派】
[名・形動]他人のすぐれた点などをほめていう語。多く、皮肉の気持ちを込めて用いる。「—な意見ばかり並べる」
これ‐ほど【此れ程/是程】
1 目の前に示されている程度。物事の程度を強調する気持ちを表すときにも用いる。副詞的にも用いる。この程度。これくらいまで。「—のことで驚くことはない」「—の人物はいない」「—つらいとは思わなかっ...
根気(こんき)に
根気よく。「三人は約三十分許(ばかり)—働いた」〈漱石・三四郎〉
こん‐やく【婚約】
[名](スル)結婚の約束を交わすこと。また、その約束。エンゲージ。「—したばかりのカップル」「—者」「—指輪」→婚姻予約
こん‐だ
[連語]《「呑(の)み込んだ」の略》わかった。承知した。「内証花車に吹き込めば、—とばかり」〈浄・寿の門松〉
こん‐ど【今度】
1 何回か行われる事柄の中で、いま行われていること。また行われたばかりであること。このたび。今回。「—の話は気乗りがしない」「—という—は懲りた」 2 最も近い将来。この次。次回。「—の休みに山...
こんず【濃漿】
《「こみず(濃水)」の音変化》 1 米を煮た汁。おもゆ。 2 粟やもち米などで醸造した酢。早酢(はやず)。 3 酒の異称。「天の—ともいふべきほどの酒をいだし」〈黄・栄花夢〉 4 濃い汗。大粒の...
こん‐じく【坤軸】
大地の中心を貫き支えていると想像される軸。地軸。「奔雷の音は屋瓦(かわら)紙障(ふすま)を震うて—正に砕くるばかりに」〈魯庵・社会百面相〉
から‐と‐いって【からと言って】
[連語]《接続助詞「から」+格助詞「と」+動詞「いう」の連用形+接続助詞「て」》活用語の終止形に付く。 1 ある行動や態度についての、原因・理由を表す。…というので。からとて。後に続く行動・態度...