滑(すべ)ったの転(ころ)んだの
つまらないことをあれこれ言いたてるさま。「—と言い訳ばかりしている」
すべ‐な・し【術無し】
[形ク]どうしてよいかわからず困りはてるさま。どうしようもない。「かくばかり—・きものか世の中の道」〈万・八九二〉
ちゃり【茶利】
《動詞「茶(ちゃ)る」の連用形から。「茶利」は当て字》 1 おどけた、こっけいな文句や動作。また、冗談。「—ばかり言わで」〈一葉・にごりえ〉 2 人形浄瑠璃や歌舞伎で、こっけいな演技・演出。また...
ちょい‐と
[副]数量または程度のわずかなさま。少しばかり。ちょっと。「—一杯飲んで帰る」「—した意見のくいちがい」
[感]人を呼ぶときに用いる語。「—、おねえさん」「—、お待ちなさい」
ね‐ばな【寝端】
寝ついたばかりのころ。寝入りばな。「—を電話で起こされる」
な‐のに
[連語]《断定の助動詞「だ」の連体形または形容動詞の連体形活用語尾+接続助詞「のに」》…にもかかわらず。…だけれども。「来たばかり—もう帰るのか」「体つきはきゃしゃ—丈夫な人だ」
なま‐いえ【生癒え】
病気や傷が十分に治っていないこと。「二寸ばかり疵(きず)あり、いまだ—にて、あかみたり」〈宇治拾遺・一〉
な‐ね【汝ね】
《本来「な」は一人称。「ね」は敬愛の意を表す》親愛の気持ちを込めて相手を呼ぶ語。「朝髪の思ひ乱れてかくばかり—が恋ふれそ夢(いめ)に見えける」〈万・七二四〉
なま‐おんな【生女】
1 未熟な女。一人前でない女。「かやうの—こそは、ものたばかりはすめれ」〈宇津保・嵯峨院〉 2 身分のいやしい女。「もしは—などして言はすることこそあれ」〈かげろふ・上〉
なに‐か【何彼】
《代名詞「なに」+代名詞「か」から》種々雑多な事物をまとめていう。あれやこれや。いろいろ。「ただ大方の御しつらひ、—のことばかりをなむ営ませ給ひける」〈源・御法〉 「—の御礼も申さっしゃれと申し...