みだ・す【乱す/紊す】
[動サ五(四)]ばらばらの状態にする。秩序をなくする。また、物事を平穏でなくする。「髪を—・す」「風紀を—・す」
みだ・る【乱る/紊る】
[動ラ五(四)]《「乱す」に先行して用いられたが、中世以降「乱す」にしだいに移行した》 1 秩序をなくすようにする。整っているものを崩す。「議場を—・らんと企てしが」〈竜渓・経国美談〉 2 ば...
はららが・す【散がす】
[動サ四]《古くは「はららかす」》ばらばらに散らす。「敵ヲ—・ス」〈和英語林集成〉 「沫雪のごとくし、以て蹴(くゑ)—・し」〈神代紀・上〉
はら‐め・く
[動カ四] 1 はらはらと音を立てる。「雨の脚、当たる所とほりぬべく—・き落つ」〈源・須磨〉 2 ばらばらになる。ぼろぼろになる。「紙衣(かみぎぬ)なんどの、…ゆゆしげに破れ—・きたるを」〈発心集〉
ちらか・す【散らかす】
[動サ五(四)] 1 まとまっていたものを、ばらばらにする。物を一面に乱雑に広げる。「子供が部屋を—・す」 2 動詞の連用形に付いて、乱雑に…する、むやみに…する意を表す。ちらす。「食い—・す」...
てんでん‐ばらばら
[形動]各人の考えや行動が統一を欠くさま。てんでばらばら。「—なことをいう」「—に帰る」
てんで‐ばらばら
[形動]「てんでんばらばら」に同じ。「靴が—に散らかされている」「—なほうを向いて立つ」
とう‐かつ【統括】
[名](スル)ばらばらのものを一つにまとめること。「さまざまな意見を—する」
つだ‐つだ【寸寸/段段】
[形動ナリ]細かくばらばらなさま。ずたずた。「—ニ切リ離ス」〈日葡〉
津波(つなみ)てんでんこ
《「てんでんこ」は東北方言で各自の意》津波はあっという間にやってくるから、周囲の者をかまうよりも、各自てんでんばらばらに逃げなさい。三陸地方の言い伝え。