ひ‐めつ【非滅】
釈迦の死。釈迦の入滅は衆生済度の方便で、真の入滅ではないというところからいう。
ひめ‐つばき【姫椿】
1 ツバキ科の常緑高木。葉は枝先に集まってつき、長楕円形。5、6月ごろ、白色の5弁花を開く。小笠原諸島の特産。 2 サザンカの別名。 3 ネズミモチの古名。〈和名抄〉
ひめ‐つるそば【姫蔓蕎麦】
タデ科の多年草。匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして繁殖する。初夏から秋にかけ、球状に密集した薄桃色の小花をつける。ヒマラヤの原産。ポリゴナム。
ひめ‐なそび【姫遊び】
《「ひめのあそび」の音変化》女とたわむれ遊ぶこと。一説に、女らしい遊び、無邪気な遊びなどの意。「おのが命(を)を死せむとぬすまく知らに—すも」〈崇神紀・歌謡〉
ひめ‐にら【姫韮】
ヒガンバナ科の多年草。原野に自生。高さ約10センチ。春、線形の葉が2枚出て、その間から1本の花茎を伸ばし、釣鐘状の紫色がかった白い花を1個つける。夏になると地上部は消える。
ひめ‐ねずみ【姫鼠】
ネズミ科の哺乳類。日本特産で、森林にすむ。体長約10センチ、尾も同じくらいある。果実や昆虫を食べる。
ヒメノカリス【(ラテン)Hymenocallis】
ヒガンバナ科の多年草。高さ約60センチ。葉は幅広い線形。茎の先に芳香のある白い6弁花をつける。中南米の原産。
ひめ‐のり【姫糊】
飯をやわらかく煮て作ったのり。洗い張りや障子張りなどに使う。
ひめ‐はぎ【姫萩】
ヒメハギ科の多年草。山野に生え、高さ約20センチ。根際から分枝した多数の茎に卵形の葉が互生する。4〜7月、ハギに似て小さい紫色の蝶形花を開く。実は扁平で2枚の殻がある。
ひめ‐はじめ【姫始め】
暦の正月2日のところに記された日柄(ひがら)の名。種々の事柄をその年に初めて行う日とされる。姫飯(ひめいい)を食べはじめる日、「飛馬(ひめ)始め」の意で馬に乗りはじめる日、女が洗濯・縫い物などを...