ふすべ【燻べ】
ふすべること。
ふすべ【贅】
1 こぶ、また、いぼの古名。〈和名抄〉 2 ほくろ。また、あざ。「顊(おとがひ)の右の方に、大きなる—あり」〈霊異記・下〉
ふすべ‐がお【燻べ顔】
[名・形動ナリ]嫉妬心のあらわれた顔つき。また、そのそぶり。「若々しき仲らひのやうに、—にてものし給ひけるかな」〈源・真木柱〉
ふすべ‐がき【燻べ柿】
渋柿の皮をむいてかまどやいろりの上につるし、いぶして甘くしたもの。くすべがき。
ふすべ‐がわ【燻べ革】
松葉の煙でいぶして白く模様を表した革。また、わらの煙でいぶして茶褐色にした鹿革。くすべがわ。
ふすべ‐ぎん【燻べ銀】
硫黄でいぶして濃い灰色にした銀。いぶし銀。
ふす・べる【燻べる】
[動バ下一][文]ふす・ぶ[バ下二] 1 煙がたくさん出るように燃やす。いぶす。くすべる。「杉の枯れ葉を—・べる」 2 煙にあててすすで黒くする。いぶしをかける。いぶす。「銀を—・べる」 3 嫉...