ふで‐おや【筆親】
《筆は鉄漿(かね)をつける羽筆の意》「御歯黒親(おはぐろおや)」に同じ。
ふで‐おろし【筆下ろし】
[名](スル) 1 新しい筆を使いはじめること。「年賀状を書くために—する」 2 初めて物事を行うこと。「ゴルフの—」 3 男子が童貞を破ること。
ふで‐かき【筆柿】
柿の一品種。甘柿で、実は縦に細長い形をしている。
ふで‐かけ【筆掛(け)/筆懸(け)】
「筆架」に同じ。
筆(ふで)が荒(あ)・れる
文章が雑になる。「乱作がたたって—・れてきた」
ふで‐がい【筆貝】
フデガイ科の巻き貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は筆の穂先に似た長紡錘形で、殻高7センチくらい。殻表は褐色に白い縞が格子状にある。本州中部以南に分布。かやがい。
ふで‐がえし【筆返し】
違い棚の上板や文台・机などの端に、筆などが転がり落ちないように取り付けた木。
ふで‐がしら【筆頭】
1 筆の穂先。ふでさき。 2 列記した人名中の1番目。ひっとう。「いいやよ、—だといふ事よ」〈洒・二筋道〉 3 「筆親(ふでおや)」に同じ。
筆(ふで)が滑(すべ)・る
調子にのって書かなくともよいことまで書いてしまう。「内々の手紙でつい—・る」
筆(ふで)が立(た)・つ
文章が上手である。「—・つ新人」