へこ【褌】
ふんどし。「棒組、主(のし)の—をはづせ」〈滑・膝栗毛・三〉
へこ【兵児】
1 (鹿児島地方で)15歳以上、25歳以下の青年。 2 「兵児帯」の略。
へこ‐あゆ【兵児鮎】
ヨウジウオ目ヘコアユ科の海水魚。全長約15センチ。体は細長くて著しく側扁する。体の後端はとげ状の突起になり、背びれが腹側に回って尾びれに接する。口は管状に長く、プランクトンを吸い込む。本州中部以...
へこ‐いわい【褌祝(い)】
九州で、男女13歳前後に行う成年式。男児は褌(ふんどし)、女児は腰巻きを初めて着ける。ふんどし祝い。たふさぎ祝い。
へこ‐おび【兵児帯】
《兵児が用いたところから》男子または子供用のしごき帯。へこ。
へこ‐おや【褌親】
へこ祝いに際して頼む仮親。ふんどし親。まわし親。
へこ‐たこ
[名・形動]《近世上方語》筋道が通らないこと。また、そのさま。でたらめ。「自慢らしう言ふことがみな—ぢゃ」〈滑・浮世風呂・二〉
へこ‐た・る
[動ラ下二]「へこたれる」の文語形。
へこ‐た・れる
[動ラ下一][文]へこた・る[ラ下二]気力がくじけ弱ってしまう。へたばる。「これくらいの暑さで—・れるな」
ヘコ‐ヘコ【(ポルトガル)reco-reco】
サンバなどブラジル音楽で用いられる体鳴楽器。金属製の共鳴胴にばねを張り、棒状のものでこすって摩擦音を出す。竹などでできたグイロとほぼ同じつくりのものもある。