あか‐もの【赤物】
ツツジ科の常緑小低木。高山に生え、高さ10〜30センチ。葉は卵形で先がとがり、毛がある。夏、柄の長い釣鐘状の白い花が咲く。実は熟すと赤くなり、食べられる。いわはぜ。
アマリリス【amaryllis】
1 ヒガンバナ科ヒペアストルム属の植物を交配した園芸品種の総称。花の色は赤・淡紅・白色、縞(しま)模様などがある。暖地では夏に開花。南アメリカの原産。ジャガタラずいせん。《季 夏》「温室(むろ)...
あお‐べら【青遍羅】
海魚キュウセンの雄。また、ニシキベラのこと。
あかざ【藜】
ヒユ科の一年草。空き地や路傍に生え、高さ約1.5メートル。茎は堅い。葉はひし形に近い卵形で、縁は波形。若葉は紅色をし、食べられる。晩夏、黄緑色の小花が穂状に密生する。中国の原産。近縁種にシロザが...
あま‐つ‐そら【天つ空】
1 大空。天上の世界。また、手の届かない遠い所。「ひさかたの—にも住まなくに人はよそにぞ思ふべらなる」〈古今・恋五〉 2 皇居。宮中。また、天皇。「言の葉を—まで聞こえあげ」〈古今・雑体〉 3 ...
あらた【灼た】
[形動ナリ]《「新た」と同語源》 1 はっきりと見えるさま。鮮やか。「すべらぎの跡もつぎつぎ隠れなく—に見ゆるふる鏡かも」〈大鏡・後一条院〉 2 霊験が著しいさま。あらたか。「—なる神の御心寄せ...
いた‐おこし【板起(こ)し】
ろくろで成形した陶器をろくろ台から離すとき、底部を竹べらでとる手法。糸切りの跡がない。へら起こし。
いし‐いも【石芋】
1 日本の伝説で、硬くて食べられない芋。芋を乞うた旅の僧に、石芋だとうそをついて与えなかったため、その後その土地には石のような芋しかできなくなったという。僧を弘法大師とするものが多い。 2 オラ...
いじてき‐しゆうどうたい【異時的雌雄同体】
雌雄同体の生物のうち、成長過程で雄から雌、または雌から雄に性転換し、一生の間に雌雄両方の性で繁殖できる生物。雌から雄に転換する雌性先熟(ベラ・ブダイ・エゾフネガイなど)、雄から雌に転換する雄性先...
い‐がい【意外】
[名・形動]考えていた状態と非常に違っていること。また、そのさま。「事件は—な展開を見せた」「—に背が高い」「ベランメーに接近した彼の口の利き方にも—を呼んだ」〈漱石・明暗〉 →案外[用法] [...