ほっく‐あわせ【発句合(わ)せ】
歌合わせにならい、参会者が左右から発句を出して、判者がその優劣を定めるもの。元禄(1688〜1704)ごろに流行。句合わせ。
ほっ‐くう【法空】
仏語。すべてのものは因縁によって仮に存在し、実体がないこと。ほうくう。
ほっくぎょう【法句経】
《(パーリ)Dhamma-pada真理の言葉の意》原始仏教の経典の一。原典は423編よりなる韻文形式の詩集。成立は古く、漢訳に維祇難等訳2巻などがある。
ほっくり
[副](スル)ほかほかとあたたかく、やわらかいさま。ほくほく。「—(と)したカボチャ」
ほっくる‐しゅう【北倶盧洲】
《(梵)uttarākuruの訳》須弥山(しゅみせん)をめぐる4州の一。北方にあって、他の3州よりすぐれ、ここに生まれた者は千年の寿命を保つという。鬱単越(うったんおつ)。北洲(ほくしゅう)。
ほっ‐け【北家】
藤原氏四家の一。不比等(ふひと)の二男房前(ふささき)を祖とする。四家のうち最も栄えた。のちの摂関家の系統。
ほっ‐け【法華】
「法華宗」の略。
「法華経(ほけきょう)」に同じ。
ほっけ【𩸽】
アイナメ科の海水魚。全長約40センチ。体は細長く、尾びれの後縁が深く二またに分かれている。体色は灰褐色に暗色の不規則な横帯がある。東北・北海道の沿岸に産する。食用。《季 春》
ほっけ‐いちじょう【法華一乗】
仏語。法華経に説かれる一乗の教え。一乗には、声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)の二乗および菩薩(ぼさつ)を加えた三乗の実践法がいずれも融合されているということ。
ほっけ‐いっき【法華一揆】
戦国時代、京都の町衆を中心とする法華宗(日蓮宗)徒によって起こされた一揆。幕府・大名や一向宗徒と衝突、山科本願寺を焼き払うなどして勢力を張ったが、天文5年(1536)の天文法華の乱で衰えた。