さ‐まで【然迄】
[副](多くは、あとに打消しの語を伴って用いる)それほど。そんなにまで。「—気にかけてはいない」
さめ‐ざめ
[副] 1 しきりに涙を流して静かに泣くさま。「—と泣く」 2 心にしみるようなことをしみじみと言うさま。「ひたぶるに世を思ひすごし心のほどかきつくし、うち泣き、—とのたまひて」〈浜松・五〉
サナヒン‐しゅうどういん【サナヒン修道院】
《Sanahin》アルメニア北部にある修道院。10〜13世紀に創建、改修されたもので、聖堂・食堂・図書室を備えた複合宗教施設。ビザンチン建築様式と、この地方の伝統的建築が融合した建造物として貴重...
然(さ)もな・い
それほどでもない。たいしたことはない。「—ことだ」
さ‐ばかり【然許り】
[副] 1 それぐらい。それほど。「—急にもとめ給はば」〈露伴・風流魔〉 「—の人は思しはばかるべきぞかし」〈源・賢木〉 2 たいへん。あんなに。「—寒き夜もすがら」〈徒然・二三〉
里腹(さとばら)三日(みっか)
里腹のあとは3日も空腹を感じないほどであるということ。
さし‐や・る【差し遣る】
[動ラ四] 1 向こうへやる。押しやる。「御几帳—・りて、障子より少しゐざり出でて」〈狭衣・三〉 2 さおを差して舟を進める。「遊びに心入れたる君たち誘ひて、—・り給ふほど」〈源・椎本〉
さだ‐さだ【定定】
[副]しっかり。たしかに。「—と三度(みたび)同じ声に聞こゆるほど」〈浜松・四〉
さし‐わた・す【差し渡す】
[動サ四] 1 さおを差して舟を向こう側へ渡す。「新宮の川舟に奉りて—・すほど」〈増鏡・内野の雪〉 2 一方から他方へかけわたす。架す。「酒壺に—・したる直柄(ひたえ)のひさごの南風吹けば北にな...
さっき【先】
《「さき」の促音添加》時間的に少し前であること。先刻。さきほど。「—のことは謝る」「—から電話が鳴っている」「—聞いたばかりの話」