はかり‐い・ず【謀り出づ】
[動ダ下二]だまして連れだす。「東山に湯わかしたりとて、人を—・でて」〈今昔・二六・一七〉
はったり
[副] 1 まったく。すっかり。「—とうち忘れ、今日ふっと思ひ出し」〈浄・油地獄〉 2 十分に。しっかり。「酒の燗—と致しまして」〈胆大小心録〉
ひ‐た・る【日足る】
[動ラ四]成長する。成人する。「いつしかも—・らしまして」〈万・三三二四〉
はん‐わかり【半分(か)り】
少しはわかるが、十分にわかっていないこと。半解。「—の日本語で色々話をしましてね」〈蘆花・不如帰〉
ひざ‐くりげ【膝栗毛】
膝を栗毛の馬の代わりにして旅をすること。徒歩で旅行すること。「番組を勤め済まして、あとを—で帰る途中であった」〈鏡花・歌行灯〉 十返舎一九作の滑稽本「東海道中膝栗毛」、およびその続編の略称。
はんしゃ‐こうげき【反射攻撃】
コンピューターネットワークを通じて攻撃を行う不正アクセスの一種。悪意ある第三者が盗聴したパスワードや暗号鍵を用い、正規の利用者になりすまして不正にアクセスすること。暗号化されたデータをそのまま用...
ははき‐ぎ【箒木/帚木】
1 ホウキギの別名。《季 夏》 2 信濃(長野県)の園原(そのはら)にあって、遠くからはあるように見え、近づくと消えてしまうという、ほうきに似た伝説上の木。転じて、情があるように見えて実のな...
まい‐て【況いて】
[副]《「まして」の音変化》 1 さらにいっそう。「なりのぼり給ふ年月に添へて、—いと世にあるかひあり」〈源・紅梅〉 2 いわんや。なおさら。「—雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをか...
枕(まくら)を攲(そばだ)・てる
枕から頭を上げ、耳を澄まして聞く。「隣室のひそひそ話に—・てる」
ぬけがら【抜殻】
狂言。使いの途中、道で酔いつぶれた太郎冠者が、後をつけていた主人に鬼の面をかぶせられ、目を覚まして水に映った自分の姿に悲観し死のうとするが、そのはずみに面が取れる。