さんしゃ‐たくせん【三社託宣】
天照大神・八幡大菩薩・春日大明神の託宣を一幅に書いたもの。信仰の対象として、室町時代から江戸時代末まで、吉田神道の発展に伴い広く流布した。神道家の偽作といわれる。
さんいんかいがん‐こくりつこうえん【山陰海岸国立公園】
京都府京丹後市から鳥取市までの約75キロの海岸の国立公園。城崎(きのさき)温泉・浦富(うらどめ)海岸・鳥取砂丘などがある。
ざんぎく‐の‐えん【残菊の宴】
平安時代以降江戸時代のころまで、陰暦10月5日に宮中で残菊を観賞して催された酒宴。《季 秋》
ざん‐ぎく【残菊】
重陽の節句を過ぎたあとの菊。また、晩秋・初冬まで咲き残っている菊の花。残る菊。《季 秋》「—や昨日逃げにし酒の礼/太祇」
さんぎょう‐いがく【産業医学】
労働環境や作業条件と働く人々の健康の関わりを追求する、医学の一分野。職業病や作業関連疾患に関する基礎的研究から、疾病の予防、健康の保持増進まで幅広い範囲が含まれる。
さんがつ‐ていきん【三月庭訓】
正月から12月までの手紙を集めた「庭訓往来」を手本として字を習う者が、3月あたりでやめてしまうこと。勉強に飽きやすいこと。三日坊主。
さんが‐にち【三箇日】
正月の元日から3日までの3日間。《季 新年》「門番に餅を賜ふや—/子規」
さんかく‐てん【三角点】
三角測量によって地球上の位置(経度・緯度)が定められる点。花崗岩(かこうがん)製の角柱を埋めてその位置を示す標石とする。日本では一等から四等までの等級に分けられている。
ざんきょう‐じかん【残響時間】
室内や音楽ホールなどにおいて、音源が振動をやめたあと、残響音の強さが60デシベル減衰するまでの時間。音場の容積V立方メートル、表面積S平方メートル、壁の平均吸音率αの場合、残響時間Tはセービンの...
さん‐がく【散楽】
1 古代中国で、軽業・曲芸・奇術・幻術・こっけい物まねに類する西域起源の大衆的雑芸。公的な正楽・雅楽に対する俗楽。百戯。雑戯。 2 1が奈良時代に日本に伝来し、中世まで行われた軽業・曲芸・奇術・...