こう‐じん【黄塵】
1 空が黄色く見えるほどの激しい土ぼこり。《季 春》「—の野面の隅に雪の富士/秋桜子」 2 世の中の俗事。世間の煩わしさ。俗塵。「—にまみれる」
ち‐だるま【血達磨】
全身に血を浴びて、だるまのように真っ赤に染まること。また、そのもの。血まみれ。「全身—になる」
うま‐ざくり【馬決り】
1 馬がひづめで水や泥をけりたてること。また、その踏みくぼめた跡。「—の水を蹴(け)かけられて、衣深泥(しんでい)にまみれぬれば」〈太平記・二九〉 2 ⇒決(さく)り2
あせ‐だく【汗だく】
[形動]《「汗だくだく」の略》汗があとからあとから流れるさま。汗びっしょりのさま。汗まみれ。「—になって駆けつけた」
おに‐ふすべ【鬼燻】
ハラタケ科のキノコ。秋、竹林に生える。巨大な球状で直径20〜40センチ。外皮は白、内皮は黄色で、熟すと古綿状になり、粉状の胞子にまみれる。若いうちは食用。やぶだま。
きぶんはピカレスク【気分はピカレスク】
浅田次郎の悪漢小説。「きんぴか」シリーズの第2作。平成5年(1993)刊。のちに「血まみれのマリア」に改題。
肝脳(かんのう)地(ち)に塗(まみ)る
《「史記」劉敬伝から》顔や腹が断ち割られ、脳や肝が泥まみれになる。非常にむごたらしい死に方をすることのたとえ。
ち‐だらけ【血だらけ】
[名・形動]一面が血に染まること。また、そのさま。ちまみれ。「けがをして—な(の)顔」「辺りが—になる」
ち‐まぶれ【血塗れ】
[名・形動]「ちまみれ」の音変化。「—になってたたかった」〈有島・小さき者へ〉
みどろ
[接尾]名詞に付いて、それにまみれた状態であることを表す。「汗—」「血—」