みなまた【水俣】
熊本県南部、八代(やつしろ)海に面する市。明治後期から化学工業が盛ん。湯之児(ゆのこ)・湯出(ゆのつる)温泉がある。人口2.7万(2010)。
み‐な‐また【水派/水俣】
《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の叉(また)」の意》水の流れが分かれる所。
みなまた【水俣】
土本典昭監督によるドキュメンタリー映画の題名。副題は「患者さんとその世界」。昭和46年(1971)公開。昭和44年(1969)、チッソを相手どり訴訟を起こした世帯を中心に患者たちの姿を追い、水俣...
みなまた‐し【水俣市】
⇒水俣
みなまた‐じょうやく【水俣条約】
《「水銀に関する水俣条約」の略称》人為的に排出される水銀やその化合物から人の健康や環境を保護することを目的とする国際条約。2013年に熊本市で署名され、2017年発効。水銀条約。 [補説]有機水...
みなまた‐びょう【水俣病】
有機水銀による中毒症。中枢神経が冒され、手足のしびれ、言語障害、目や耳の機能喪失を起こし、重症では死亡することもある。水俣市に昭和28年(1953)ごろから発生。チッソ水俣工場の廃水中に含まれる...
みなまたびょうきゅうさい‐とくべつそちほう【水俣病救済特別措置法】
《「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」の通称》水俣病問題の最終解決を目指して制定された法律。未認定患者に一時金・療養手当等を支給することや、原因となった事業者(チッソ)の...
みなまたびょう‐とくそほう【水俣病特措法】
⇒水俣病救済特別措置法
みなまたびょうひがいしゃきゅうさい‐とくべつそちほう【水俣病被害者救済特別措置法】
⇒水俣病救済特別措置法
皆(みな)まで言(い)うな
全部言わなくてもよい。多く、話し手の意図や話の展開を察して、「わかった」「理解した」の意で用いられる。