みみ‐もと【耳元/耳許】
耳の根元。また、耳のすぐそば。「—のほくろ」「—でささやく」
みみ‐やす・し【耳安し/耳易し】
[形ク]安心して聞いていられる。「かかれば—・く聞き給ひて」〈宇津保・国譲下〉
み‐み・ゆ【見見ゆ】
[動ヤ下二]見もし見られもする。あいまみえる。「—・えん事も今ばかりぞとおぼえば」〈曽我・三〉
み‐みょう【美妙】
[名・形動]何とも言い表せないほど美しく、すぐれていること。また、そのさま。びみょう。「美術家の望む所は、偏えに—の感覚を与えて人を娯ましめんと」〈逍遥・小説神髄〉
み‐みょう【微妙】
[名・形動]趣深く繊細であること。また、そのさま。びみょう。「虚空はるかに—なる音楽がきこえ始めた」〈倉田・出家とその弟子〉
み‐みょうと【三夫婦】
親・子・孫の3代の夫婦がそろっていること。めでたいこととされる。
みみ‐より【耳寄り】
[名・形動]聞く値打ちのあること。聞いて好ましい内容であること。また、そのさま。「—な(の)話」
みみ‐わ【耳輪/耳環】
耳たぶに下げる飾りの輪。イヤリング。
耳(みみ)を洗(あら)・う
《「史記正義」伯夷伝の故事から》世俗の汚れたことを聞いた耳を洗い清める。世俗の栄達をきびしく拒否するたとえ。耳をすすぐ。
耳(みみ)を疑(うたが)・う
思いがけないことを聞き、聞き違いかと思う。聞いたことが信じられないことにいう。「突然の話で自分の—・った」