みやぎの【宮城野】
仙台市の区名。市の東部を占める。平成元年(1989)成立。古くは野が広がり、萩(はぎ)の名所として知られた。[歌枕]「—の露吹きむすぶ風の音に小萩がもとを思ひこそやれ」〈源・桐壺〉
みやぎの‐く【宮城野区】
⇒宮城野
みやぎのしのぶ【宮城野信夫】
浄瑠璃「碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし)」の通称。
みやぎの‐はぎ【宮城野萩】
マメ科の落葉低木。東北地方の山野に自生し、高さ約1.5メートル。枝先は垂れ、葉は楕円形の3枚の小葉からなる複葉。9月ごろ、紅紫色の蝶形の花が咲く。庭木にする。なつはぎ。
みやぎ‐もり【宮木守】
宮殿の庭木を守る人。「さざ波や近江の宮は名のみして霞たなびき—なし」〈拾遺・雑上〉
みやぎやま‐ふくまつ【宮城山福松】
[1895〜1943]力士。第29代横綱。岩手県出身。本名、佐藤福松。大阪相撲で吉田司家から免許を受けた最後(4人目)の横綱。優勝6回。→第28代横綱大錦 →第30代横綱西ノ海