むかし‐ごよみ【昔暦】
宣明暦(せんみょうれき)の異称。
むかし‐ざま【昔様】
昔のようす。昔のありさま。「—にても、かうまで遥けき野辺をわけ入り給へる心ざしなども」〈源・椎本〉
むかし‐ぞめ【昔染め】
ずっと以前に染めたもの。また、昔風の染め模様。「茜縁(あかねべり)の蚊屋(かや)、—のかづき」〈浮・五人女・二〉
むかしっ‐こ【昔っこ】
東北地方で、昔話のこと。
む‐かしつ【無過失】
過失のないこと。
むかしつせきにん‐しゅぎ【無過失責任主義】
損害の発生について故意・過失がなくてもその賠償責任を負うという原則。鉱害・大気汚染・水質汚濁・原子力損害などについて適用される。→過失責任主義
むかし‐づくり【昔作り】
1 古風な作り方。「殿の造り様、初めは古体の—なりしかば」〈栄花・浅緑〉 2 古風な気質。昔かたぎ。「余所(よそ)の親のやうに—で堅いばかりなれば」〈浮・禁短気・三〉
むかし‐とかげ【昔蜥蜴】
ムカシトカゲ科の爬虫(はちゅう)類。全長約60センチ。中生代に栄えた喙頭(かいとう)類とよぶ一群の、唯一の現存種。背にたてがみ状に突起が並び、頭頂部に退化した第3の目をもつ。ニュージーランド北島...
昔(むかし)取(と)った杵柄(きねづか)
過去に鍛えた腕前。若いころに身につけた技能。「—で、泳ぎ方に無理がない」
むかし‐とんぼ【昔蜻蛉】
トンボ目ムカシトンボ科の昆虫。日本特産。体長約5センチ。体は黒色で黄斑があり、前翅(まえばね)と後ろ翅は同形で、原始的な形を残す。幼虫は山間の渓流にすむ。