むな‐わ・く【胸分く】
[動カ下二]鹿などが草木を胸で押し分けて行く。「ますらをの呼び立てしかばさ雄鹿(をしか)の—・け行かむ秋野萩原」〈万・四三二〇〉
むな‐わけ【胸分け】
1 胸で草木などを押し分けること。むねわけ。「さ雄鹿の—にかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去(い)ぬる」〈万・一五九九〉 2 胸のはば。また、胸。「—の広き我妹(わぎも)」〈万・一七三八〉
む‐に【無二】
同じものが他に一つもないこと。並ぶものがないこと。「—の親友」
ムニエル【(フランス)meunière】
《「ムニエール」とも》魚に小麦粉をまぶし、バターで両面を焼いた料理。
ムニエール【(フランス)meunière】
⇒ムニエル
無(む)に帰(き)・する
もとの何もない状態にもどる。また、むだになる。「計画そのものが—・する」「長年の努力が—・する」
無(む)に◦する
価値・意義を失わせる。むだにする。「せっかくの好意を—◦する」
無(む)にな・る
何もならなくなる。むだになる。「今までの苦労が—・る」
むにねん‐うちはらいれい【無二念打払令】
⇒異国船打払令(いこくせんうちはらいれい)
むに‐むさん【無二無三】
[名・形動]《「むにむざん」とも》 1 わき目をふらずいちずになること。また、そのさま。ひたすら。「ゴールを目ざし、—に走る」 2 仏語。法華経に説く、仏となる道はただ一つ一乗であり、二乗、三乗...