む‐もくてき【無目的】
[名・形動]目的をもたないこと。目的がないこと。また、そのさま。「近所を—に歩く」
むも・る【埋る】
[動ラ下二]⇒うもれる
む‐もん【無文】
1 衣服などに文様がないこと。無地。⇔有文(うもん)。 2 和歌・連歌・俳諧で、表現が平淡なこと。また、そのような歌や句。⇔有文。「—なる歌のさはさはと詠みて」〈毎月抄〉 3 能楽で、平淡な中に...
む‐もん【無紋】
1 紋がついていないこと。衣服や調度などに紋がはいっていないこと。また、そのもの。⇔有紋(うもん)。 2 能楽で、正しい作法にそわずに、その場に応じて演技・演出を変えること。⇔有紋。
むもんかん【無門関】
中国の仏教書。1巻。南宋の無門慧開(えかい)著。1228年成立。古来からの公案四十八則を選び、評釈などを加えたもの。悟りへの入門書として、禅宗で重視される。禅宗無門関。
むやい【舫ひ/纜ひ】
「もやい」に同じ。「—するがまのほ縄の絶えばこそ蜑(あま)のはし舟ゆらも別れめ」〈堀河百首〉
むやい‐ぶね【舫ひ船】
「もやいぶね」に同じ。「波岸も同じ憂き世の—」〈明日香井集〉
むや・う【舫ふ/纜ふ】
[動ハ四]「もやう」に同じ。「水もせに紅葉の舟を—・ひつつにしき帆にかけて風ぞこぎ行く」〈夫木・三三〉
む‐やく【無役】
1 役目のないこと。「—の旗本」 2 課役のないこと。無税。
む‐やく【無益】
[名・形動]「むえき(無益)」に同じ。「取次いでも—なれば」〈露伴・五重塔〉