きぬ‐がき【絹垣】
1 絹のとばり。神祭りなどの際、垣のように張りめぐらして囲うもの。 2 ⇒きんがい(絹垣)
き‐こう【機巧】
1 巧みな装置。細かい仕組み。からくり。「原子素量の存在、その結合による物質の構成—」〈寅彦・ルクレチウスと科学〉 2 いろいろと才知をめぐらすこと。「—を弄(ろう)する」
きょう‐へき【胸壁】
1 「胸牆(きょうしょう)」に同じ。 2 とりで。要塞(ようさい)。 3 屋上などにめぐらす欄干状の壁。 4 河川・海岸の堤防上、橋台の背面などに設けて、波浪や土砂崩れなどを防ぐ壁体。 5 胸部...
肝(きも)を砕(くだ)・く
1 あれこれと思い悩む。「これを聞き、かれを聞くにも、心を迷はし—・く」〈盛衰記・四一〉 2 苦心して考えをめぐらす。「君臣共に—・きて、呉王をうる事、二十ヶ年の春秋」〈曽我・五〉
く‐あん【句案】
文章・和歌・俳句などを作ろうとして、あれこれ考えをめぐらすこと。
ぐん‐し【軍師】
1 大将のもとで、作戦・計略を考えめぐらす人。軍の参謀。 2 策略の巧みな人。策士。「彼はなかなかの—だ」
くろ‐まく【黒幕】
1 黒い色の幕。特に、歌舞伎で、場面の変わり目に舞台を隠したり、道具の奥に掛けて背景代わりにしたりする黒木綿の幕。 2 表面には出ないで、指図をしたり、はかりごとをめぐらしたりする者。「政界の—」
く‐ふう【工夫】
[名](スル) 1 よい方法や手段をみつけようとして、考えをめぐらすこと。また、その方法や手段。「新しい方法を—する」 2 仏道修行などに専念すること。特に禅宗で、座禅に専心すること。
踵(くびす)を回(めぐ)らすべからず
《「史記」呉起伝から》かかとをめぐらすほどの時間もない。すぐある事態になってしまう。「もし合戦を致さば、叡岳の滅亡—」〈平家・七〉
こう‐さつ【考察】
[名](スル)物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすこと。「深い—を加える」「日本人の社会意識について—する」