うべ‐も【宜も】
[連語]《「も」は係助詞》なるほどその通りに。もっともなことに。「春なれば—咲きたる梅の花君を思ふと夜眠(よい)も寝なくに」〈万・八三一〉
宜(うべ)なるかな
もっともなことだなあ。いかにもそのとおりだなあ。むべなるかな。「『一辺尼(ペンニー)(=銅銭ノ名)の心は、決して二辺尼の心に及ぶ能わず』と云えること—」〈中村訳・西国立志編〉
いい‐なし【言い做し】
1 その場をうまく取りなすこと。「—を頼む」 2 本当でないことをもっともらしく言うこと。「み吉野の春も—のそら目かと分け入る峰に匂へ白雲」〈拾遺愚草・中〉
あんぜん‐マッチ【安全マッチ】
軸木につけた頭薬と、箱などにつけた側薬とをこすり合わせて発火させるマッチ。現在もっとも一般的なもの。頭薬のみで発火する方式に比べ、温度上昇や摩擦による自然発火の危険がないことからの名称。セーフテ...
エニーキャスト【anycast】
コンピューターのネットワーク内で、構成上もっとも近い位置、または通信に最適な位置のユーザーにデータを送信すること。IPv6で導入された。IPエニーキャスト。→ユニキャスト →マルチキャスト →ブ...
あと‐こうしゃく【後講釈】
結果がわかってから、もっともらしく説明を加えること。
アスガルド‐こさいきん【アスガルド古細菌】
古細菌のうち、ゲノム配列の比較から、真核生物にもっとも近いと考えられる分類群。アスガルドアーキア。 [補説]アスガルドは北欧神話で神々がすむ天の宮殿のこと。下位分類をなすロキ古細菌、トール古細菌...
あぶらかいてん‐ポンプ【油回転ポンプ】
円筒内でローターが回転することによって順次気体を排気する真空ポンプ。気密性を高めるために油を使用する。大気圧から作動できるもっとも一般的な真空ポンプで、他の真空ポンプと併用することが多い。油回転...
アナ‐テ‐パフ【Ana Te Pahu】
南太平洋の東部、チリ領のイースター島北西部にある洞窟。溶岩台地を貫く溶岩トンネルで、同島でもっとも規模が大きい洞窟の一つ。全長900メートル以上。食料の保管や貯水池として使われたほか、19世紀に...
あり‐がお【有り顔】
いかにも何かがありそうな顔つきやようす。もっともらしい態度。「うつくしうおはすと、—に聞こえなして」〈栄花・衣の珠〉