フラ‐ダンス
《(和)hula+dance》ハワイの民族舞踊。手や腰をくねらせて踊る。もと宗教儀式の一部として踊られたもので、伝統的な踊りをカヒコ、ウクレレ演奏などを取り入れた現代的な踊りをアウアナとよぶ。フ...
フランクフルト‐がくは【フランクフルト学派】
1930年代以降、フランクフルトの社会研究所に参加した一群の思想家たち。マルクス主義・精神分析学・アメリカ社会学などの影響のもとに批判理論を展開、現代社会の総体的解明をめざした。ホルクハイマーを...
フランスものがたり【ふらんす物語】
永井荷風の短編小説集。著者が明治40年(1907)から明治41年(1908)にかけてフランスに遊学した経験をもとにしている。明治42年(1909)の作品だが、風俗を乱すとして発禁処分となり、大正...
フランスりょう‐インドシナ【フランス領インドシナ】
もとフランスの植民地であったインドシナ半島東部の称。現在のベトナム・カンボジア・ラオス。仏領インドシナ。仏印(ふついん)。
フランスりょう‐ポリネシア【フランス領ポリネシア】
《Polynésie française》南太平洋のポリネシアのうち南部のソシエテ諸島・トゥアモトゥ諸島・マルケサス諸島などからなるフランスの海外領土。首都はタヒチ島のパペーテ。トゥアモトゥ諸島...
フランドル‐は【フランドル派】
フランドル地方で栄えた美術の流派。特に絵画が重要で、15世紀初頭以降、精妙な写実のもとに北方ルネサンス絵画を展開。17世紀にはバロックの豪華豊麗な絵画を生み出した。ファン=アイク兄弟・ブリューゲ...
ふり‐い・ず【振り出づ】
[動ダ下二] 1 振りすてて出る。振りきって行く。「その日しも京を—・でて行かむも」〈更級〉 2 声を張りあげる。「鈴虫の—・でたるほど、はなやかにをかし」〈源・鈴虫〉 3 紅(べに)を水にとか...
ふりょき【俘虜記】
大岡昇平の小説。太平洋戦争中にミンドロ島で米軍捕虜となった経験をもとに書かれたもの。昭和23年(1948)発表の短編小説にはじまる数点の連作をまとめ、昭和27年(1952)に「合本俘虜記」として...
ふ・る【旧る】
[動ラ上二] 1 古くなる。年をへて古びる。昔と今とすっかり変わる。「あをによし奈良の都は—・りぬれどもとほととぎす鳴かずあらなくに」〈万・三九一九〉 2 年をとる。「—・りにし嫗(おみな)にし...
ふる‐す【古巣】
1 古くなった巣。もとすんでいた巣。《季 春》「—只(ただ)あはれなるべき隣かな/芭蕉」 2 以前住んでいたり、属していたりした所。「—の課に戻る」