もやい‐ぶね【舫い船】
他の船あるいは杭(くい)などにつなぎとめた船。停泊している船。
もやい‐むすび【舫い結び】
ひもの端に輪をつくる結び方の一。船をもやうのに用いられることからの名。ボウライン。
もや・う【舫う】
[動ワ五(ハ四)]船と船をつなぎ合わせる。また、杭(くい)などに船をつなぎとめる。むやう。「桟橋に—・う釣り船」
もや・う【催合う/最合う】
[動ワ五(ハ四)]寄り合って共同で事をする。また、物を共同で使用する。「井戸を三軒で—・う」
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
もや‐く・る
[動ラ四]「もやつく」に同じ。「気も—・って蒸暑き材木納屋に立ち隠れ」〈浄・今宮の心中〉
もや‐げた【母屋桁】
⇒母屋(もや)3
もやし【萌やし/糵】
《「も(萌)やす」の連用形から》穀類などの種子を光を当てずに発芽させたもの。ふつう大豆・緑豆など豆類のものをさし、食用にする。
もやしっ‐こ【萌やしっ子】
もやしのようにひょろひょろ伸びて体力のない子供。
もや・す【萌やす】
[動サ五(四)]芽が出るようにする。もやしを作る。「大豆の芽を—・す」「いとど嘆きの芽を—・すと」〈かげろふ・下〉