やつやつ‐し・い【窶窶しい】
[形][文]やつやつ・し[シク]ひどくやつれている。みすぼらしい。「—・いほど質素な服装などが」〈藤村・家〉
や‐つ‐よ【弥つ世】
多くの年月。やちよ。「橘(たちばな)のとをの橘—にも我(あれ)は忘れじこの橘を」〈万・四〇五八〉
やつ‐ら【奴等】
[名]複数の人を卑しめていう語。「ふざけた—」 [代]三人称の人代名詞。同等以下の複数の人を卑しめたり、親しみを込めたりしていう語。あいつら。「—に理屈は通用しない」
やつら‐の‐まい【八佾の舞】
⇒八佾(はちいつ)
やつ・る【窶る】
[動ラ下二]「やつれる」の文語形。
やつれ【窶れ】
1 病気や心労でやつれること。また、そのようす。「—が見える」「面(おも)—」 2 見栄えがしなくなること。「何ばかりの御身の—にかはあらむ」〈源・若菜下〉 3 人目につかないように、みすぼらし...
やつれ‐すがた【窶れ姿】
やせ衰えた姿。また、みすぼらしいかっこう。
やつれ‐ば・む【窶ればむ】
[動マ四]みすぼらしいようすになる。「さばかりになりぬる御有り様の、いと—・み」〈源・匂宮〉
やつ・れる【窶れる】
[動ラ下一][文]やつ・る[ラ下二] 1 病気・心労などで、やせ衰える。「病気で別人のように—・れてしまう」 2 見栄えのしないようすになる。みすぼらしくなる。「いと若かりしほどを見しに、太り黒...
やつ‐わり【八つ割(り)】
1 八等分すること。また、その一つ。 2 四斗樽(しとだる)の8分の1の容積の樽。5升入りの樽。