やま‐ははこ【山母子】
キク科の多年草。本州中部以北の山地に自生し、高さ約60センチ。茎は綿毛で覆われ、葉は披針形で裏に綿毛が密生する。夏、白くて中心が黄色の頭状花が集まって咲く。やまほうこ。
やま‐はんのき【山榛の木】
カバノキ科の落葉高木。山野に自生。葉は円形で五〜八つに浅く裂ける。春、葉より先に、紫茶色の尾状の雄花穂と楕円形の雌花穂をつける。果実・樹皮はタンニンを含むので染料に、材は器具・建築に使用。まるば...
やま‐ば【山場】
最も盛り上がった重要な場面。クライマックス。やま。「芝居の—にさしかかる」
やま‐ばかま【山袴】
仕事着としてはく袴。腰板のないカルサン・裁(た)っ着け袴・もんぺなどをいう。
やまばたけ【山畠】
森荘已池(もりそういち)の小説。昭和18年(1943)発表。同年、「蛾と笹舟」とあわせ第18回直木賞受賞。
やま‐ばち【山蜂】
スズメバチの別名。《季 春》
やま‐ばと【山鳩】
山林にすむハト。キジバトやアオバトのこと。
やまばと‐いろ【山鳩色】
黄色みがかった緑色。アオバトのはねの色。
やま‐ばん【山番】
山林を火災や盗難から守る番人。やまもり。
やま‐ばんし【山半紙】
武蔵国から産した粗製の半紙。「—を出して鼻をかむ」〈洒・辰巳之園〉