ゆうかいもりむすめいぶん【幽界森娘異聞】
笙野頼子の小説。平成12年(2000)「群像」誌に連載。平成13年(2001)第29回泉鏡花文学賞受賞。
ゆう‐かく【幽客】
1 世俗を離れて静かに暮らす人。 2 ランの別名。
ゆう‐かく【遊客】
1 たびびと。旅客。遊子。 2 仕事をしないで遊び暮らしている人。 3 遊覧の客。「都外の風色殊更に—の情を楽ましむれば」〈織田訳・花柳春話〉 4 遊里であそぶ人。嫖客(ひょうかく)。
ゆう‐かく【遊郭/遊廓】
遊女屋の多く集まっている一定の区域。くるわ。遊里。
ゆう‐かく【優角】
共役角(きょうやくかく)のうちの、大きいほうの角。180度より大きい。⇔劣角。
ゆう‐か・く【夕掛く】
[動カ下二]夕方になる。暮れる。「神垣に懸かるとならば朝顔も—・くるまで匂はざらめや」〈詞花・秋〉
ゆう‐かげ【夕陰】
夕方、日の光が当たらず陰になっている所。「影草の生ひたる宿の—に鳴くこほろぎは聞けど飽かぬかも」〈万・二一五九〉
ゆう‐かげ【夕影】
1 夕方の日の光。夕日。「—に映える山並み」 2 夕日に照らされたものの形や姿。「一日(ひとひ)の源氏の御—、ゆゆしうおぼされて」〈源・紅葉賀〉
ゆう‐かげ【木綿鹿毛】
「白鹿毛(しらかげ)」に同じ。
ゆうかげ‐ぐさ【夕影草/夕陰草】
夕日の光の中に見える草。また、夕方、物陰に生えている草。「我がやどの—の白露の消(け)ぬがにもとな思ほゆるかも」〈万・五九四〉