ゆう‐こく【幽谷】
奥深い静かな谷。「深山—」
ゆう‐こく【憂国】
国の現状や将来について心を痛めること。「—の士」「—の情」
ゆうこく‐き【憂国忌】
三島由紀夫の忌日。11月25日。短編小説として発表し、のちに自ら映画も製作した作品「憂国」にちなむ。三島忌。
ゆうこく‐じ【熊谷寺】
埼玉県熊谷(くまがや)市にある浄土宗の寺。山号は、蓮生山。開創は元久2年(1205)。開基は熊谷直実。
ゆうこちゃんのちかみち【夕子ちゃんの近道】
長嶋有の短編小説、および同作を表題作とする連作短編小説集。作品集はほかに「フランソワーズのフランス」「朝子さんの箱」など全7作を収める。平成18年(2006)刊行。翌年、第1回大江健三郎賞受賞。
ゆう‐ごり【夕凝り】
《古くは「ゆうこり」》露や霜などが夕方凝り固まること。また、そのもの。「—の霜置きにけり朝戸出にいたくし踏みて人に知らゆな」〈万・二六九二〉
ゆう‐こん【幽魂】
死者の霊魂。亡魂。
ゆう‐こん【雄渾】
[名・形動]雄大で勢いのよいこと。書画・詩文などがよどみなく堂々としていること。また、そのさま。「—な筆致」「—な文章」
ゆう‐ごう【勇剛】
[名・形動]いさましくて強いこと。また、そのさま。「巴礼(パレイ)は—なる人なれば、直ちに起行し」〈中村訳・西国立志編〉
ゆう‐ごう【雄豪/勇豪】
[名・形動]雄々しく強いこと。また、その人や、そのさま。「真に—なる少年にてありぬ」〈透谷・楚囚之詩〉