ぬの‐め【布目】
1 布地の縦糸・横糸の織り目。 2 布の織り目のような模様。 3 瓦や陶器で、型抜きしやすくするために型に敷いた布の織り目が残ったもの。陶器では一種の装飾として用いられるようにもなった。
濡(ぬ)れ紙(がみ)を剝(は)がすよう
1 物事を静かに取り扱うようすのたとえ。 2 病気が日増しに快方に向かうようすのたとえ。
ぬり‐かく・す【塗(り)隠す】
[動サ五(四)] 1 上から塗って見えないようにする。「壁の落書きを—・す」 2 失敗など都合の悪いことを人に知られないようにする。「欠損を—・す」「身内の恥を—・す」
寝息(ねいき)を窺(うかが)・う
眠っているのかどうかようすを見る。また、人が眠っている間に、気づかれずに悪事などをしようとする。「—・って部屋に忍び込む」
ね‐ぐさ・い【寝臭い】
[形][文]ねぐさ・し[ク] 1 寝床から発するような臭みがある。「—・い匂いに…君江は夜具の上から這い出して」〈荷風・つゆのあとさき〉 2 寝たようすがある。また、共寝をした気配がある。「近江...
ねいけい‐じ【寧馨児】
《「晋書」王衍伝から。「寧馨」は中国晋・宋のころの俗語で、あのような、このような、という意》すぐれた子。神童。麒麟児(きりんじ)。
よう‐えい【揺曳】
[名](スル)ゆらゆらとただようこと。また、音などがあとまで長く尾を引いて残ること。「霞(かすみ)が山麓に—する」「一種神秘の雰囲気が—しているように思われて」〈寅彦・物売りの声〉
なん‐しょく【難色】
不承知らしいようす。また、非難するような顔つき。「—を示す」
よう‐ポツ【沃剝】
《「剝」はカリウムの英語名ポタシウムの当て字「剝荅叟母」の略。「ようボツ」とも》沃化(ようか)カリウムの俗称。
なくこ‐なす【泣く子なす】
[枕]乳を探り求めて泣く子のように、または、人込みにはぐれた親を求めて泣く子のように、の意から、「さぐり」に掛かる。「里人の行きの集ひに—行き取り探り」〈万・三三〇二〉