よね【米】
1 こめ。 2 《米の字を分解すると八十八になるところから》88歳。米寿(べいじゅ)。
よね【娼】
1 遊女。女郎。「—が情の底深き」〈浄・天の網島〉 2 情人。「平家においては誰人の—さまぞ」〈浄・主馬判官盛久〉
よねいち【米市】
狂言。男が米俵に小袖を着せて背負って行くと、若者たちにとがめられ、「俵藤太のお娘御、米市御寮人の里帰り」と答えるが見破られる。
よね‐ぐるい【娼狂ひ】
遊女遊びに夢中になること。遊女狂い。「江戸へ—に参る」〈浮・一代男・八〉
よねざわ【米沢】
山形県南東部の市。もと上杉氏の城下町。繊維・電機工業や米作・和牛飼育が盛ん。また、酒・刃物を特産。米沢城跡に上杉神社がある。人口8.9万(2010)。
よねざわ‐おり【米沢織】
山形県米沢地方から産出する織物の総称。江戸時代、藩主上杉鷹山(うえすぎようざん)の産業奨励により始まった。紬(つむぎ)・縮緬(ちりめん)・黄八丈・袴地(はかまじ)・糸織・紋織などがある。
よねざわ‐ぎゅう【米沢牛】
山形県南部の置賜地方で飼育された黒毛和牛で、一定の基準に適合したもの。銘柄牛の一つ。松阪牛・神戸ビーフと並んで日本三大和牛に数えられる。
よねざわ‐し【米沢市】
⇒米沢
よねざわ‐つむぎ【米沢紬】
山形県米沢地方から産出する紬。長井紬。置賜紬(おきたまつむぎ)。米沢琉球(りゅうきゅう)紬。
よねざわ‐ぼんち【米沢盆地】
山形県南部の断層盆地。最上川の上流域を占める。稲作が中心で、ブドウ・洋ナシなどの栽培、酪農業も盛ん。中心都市は米沢市。置賜(おきたま)盆地。