よみ・する【嘉する/善みする】
[動サ変][文]よみ・す[サ変]《「よみ」は、形容詞「よし」の語幹+接尾語「み」》よしとしてほめたたえる。「バイロンの一生は到底神の—・するものとも思われない」〈藤村・桜の実の熟する時〉
よ‐みせ【夜店/夜見世】
1 夜、路上などで品物を並べて売る店。《季 夏》「引いて来し—車をまだ解かず/虚子」 2 遊郭で、夜に見世を張ること。「昼にもまさる灯火(ともしび)は月常住の—かや」〈浄・淀鯉〉
よみ‐ぞめ【読(み)初め】
新年に、はじめて書物を読むこと。《季 新年》「—や読まねばならぬものばかり/万太郎」
よみ‐た・てる【読(み)立てる】
[動タ下一][文]よみた・つ[タ下二]声高に読む。読み上げる。「廿一日のくだりを—・てるに」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
よみ‐だ・す【読(み)出す】
[動サ五(四)] 1 読み始める。「小説を—・す」 2 「読み込む3」に同じ。「データファイルを—・す」
世(よ)乱(みだ)れて忠臣(ちゅうしん)を識(し)る
《「唐書」崔円伝から》世の中が混乱したときに、真の忠義の臣が誰であるかがわかる。
よ‐みち【夜道】
夜の道。また、夜の道を行くこと。
よみ‐ちが・える【読(み)違える】
[動ア下一][文]よみちが・ふ[ハ下二]まちがって読む。読みあやまる。「文字を—・える」「消費動向を—・える」
夜道(よみち)に日(ひ)は暮(く)れない
帰る夜道にはもう日も暮れる心配はない。腰を落ち着けてゆっくりと物事をするように勧めるときの言葉。
よみ‐ちら・す【読(み)散らす】
[動サ五(四)] 1 いろいろな本を手当たりしだいに読む。あちらこちらの文章を少しずつ読む。「詩集から学術書まで—・す」 2 (「詠み散らす」とも書く)気分に任せて歌をどんどんよむ。「歌詠みとて...