よりあい‐こさく【寄合小作】
江戸時代、他人の田畑を二人以上の者が共同で借りて耕作したこと。
よりあい‐しゅう【寄合衆】
鎌倉中期以後、北条氏私邸に集まって国政を評議した者たち。北条一門やその有力家臣などで構成された。
よりあい‐じょたい【寄(り)合(い)所帯】
1 いくつかの所帯が1か所に集まって暮らすこと。 2 主義・系統・所属などを異にしたものたちが、一つの組織を形成すること。「—の内閣」
より‐あ・う【寄(り)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 寄り集まる。多数の者が1か所に集まる。「近親者が—・って相談する」 2 互いに近づいて一緒になる。「主従駒をはやめて—・うたり」〈平家・九〉
より‐あつまり【寄(り)集(ま)り】
寄り集まること。また、規律も統一もないままに集まった集団。「素人(しろうと)の—」
より‐あつま・る【寄(り)集(ま)る】
[動ラ五(四)]あちこちから1か所に集まる。参集する。「村のみんなが集会所に—・る」「—・って討議する」
より‐あわ・す【寄り合はす】
[動サ下二]一つ所で一緒になる。互いに寄り集まる。「虫も声々—・せて鳴くもただならず聞こゆ」〈栄花・玉の台〉
より‐あわ・せる【縒り合(わ)せる/撚り合(わ)せる】
[動サ下一][文]よりあは・す[サ下二]いく筋かの糸などをよって1本にする。よって合わせる。「違う色の糸を—・せる」
より‐い【寄居】
近世初頭の兵農分離により、城主が農村を離れて城下町に移ってのち、農民だけの集落として残ったもの。
よりい【寄居】
埼玉県北部、大里郡の地名。荒川が秩父山地から関東平野に出る谷口に位置する。もと城下町。鉢形城跡などがある。